基礎知識

馬連とは?メリット・デメリットとおすすめの賭け方を解説!

この記事でわかること
  • 馬連とは
  • 馬連と他の馬券の違い
  • 馬連のメリット・デメリット
  • 馬連おすすめの賭け方

「馬連ってどんな馬券?」「馬連で勝てる勝ち方が知りたい」と思っていませんか?

そこで、今回は馬連について解説します。

この記事を読めば、馬連と他の馬券との違いや勝ちやすい賭け方がわかるので、ぜひ最後まで読んで学んでください。

 

馬連とは?

馬連とは、競馬の馬券の一つで、正確には「普通馬番号二連勝複式勝馬投票法」ですが、一般的には「馬連」と呼ばれています。

馬連馬券の特徴は以下の通りです。

馬連の特徴
  • 1着と2着を予想する馬券
  • 初心者向け
  • 高配当も期待できる

それそれの特徴について解説します。

馬連は1着と2着を予想する馬券

馬券の中でも、馬連はレースで1着と2着になる馬を予想するタイプの馬券です。

馬連の特徴の一つは、1着と2着の順番が逆でも当選することができることです。

逆に、1着と2着の順番どおりを予想する馬券は馬単と呼ばれています。

馬連は初心者向け

馬連は、2頭の馬の着順を予想する馬券で、単勝や複勝と比べると的中の難易度は高いです。

しかし、その分競馬の予想の楽しみやわかりやすさがあり、初心者から競馬に詳しい人まで幅広く楽しまれる馬券です。

また、当たった際の配当も期待できるため、多くの人におすすめできる理由の一つです。

馬連は高配当も期待できる

馬連のオッズは、過去15年間のデータを見ると、中央値(平均)が約2000円になっています。

オッズは的中時の倍率を示し、平均2000円は20倍のオッズに相当します。

例えば、100円をかけた馬連が当たり、オッズが10倍だった場合、100円×10で1000円の配当がもらえます。

つまり、馬連の平均オッズは100円の賭けに対して約2000円の配当が期待できることを示しています。

他の馬券の平均配当やおすすめの買い方は別の記事で解説しているので、気になる方は以下の記事で確認してみてください。

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馬連と他の馬券との違い

馬券の種類を式別(しきべつ)と言うのですが、馬連を含め全部で8種類あります。(応援馬券とWIN5は除く)

下記の表は、馬券の式別を表にしたものです。

当てる馬の数 的中させる着順 オッズの傾向
単勝 1頭 1着
複勝 1頭 1着~3着(順不同) 極低
枠連 2頭 1着~2着(順不同) 微並
ワイド 2頭 1着~3着(順不同) 微並
馬連 2頭 1着~2着(順不同)
馬単 2頭 1着~2着
3連複 3頭 1着~3着(順不同)
3連単 3頭 1着~3着 極大

ここからは質問をされることが多い式別の違いについて解説します。

馬連と馬単の違い

馬連と馬単はどちらも1着と2着に入る馬を予想する馬券です。

しかし、最大の違いは馬連が着順を問わず、1着と2着になる馬を予想するのに対し、馬単は選択した2頭の馬の着順も正確に当てなければなりません。

例えば、馬単で1着にA、2着にBの馬を予想した場合、1着がBで2着がAだった場合、その馬単は不的中となります。

一方、馬連は着順を問わないため、このケースでも馬連の馬券が的中します。

馬連は着順を気にせず、1,2着の内訳を予想しますので、馬単に比べて的中率は高く、1点あたりの的中率も馬単の倍以上です。

そのため、馬連の方が馬単よりも的中率が高い馬券と言えます。

馬連と枠連の違い

枠連は、その名の通り「枠」を買う馬券です。

馬ではなく、競走馬の出走枠を予想します。

枠には1頭しか入っていないこともあれば、2頭入っていることや最大で3頭入ることもあります。(例えば、18頭立ての場合、7枠と8枠に3頭入ります)

枠連は、1着と2着に入る競走馬の「枠」を選びます。順番は問いません。

例えば、1着が3枠の4番、2着が6枠の10番だった場合、枠連で3-6を購入していれば的中となります。

また、1着が6枠の10番、2着が3枠の4番でも、枠連3-6を購入していれば的中です。枠連の特徴として、「同枠決着」もあることを覚えておきましょう。

つまり、同じ枠に複数の馬が入っている場合もあります。

馬連は、「馬」を買う馬券です。競走馬の馬番号を予想し、1着と2着の馬を選びます。1着と2着の着順は問いません。

例えば、1着が14番、2着が2番だった場合、馬連2-14を購入していれば的中となります。

同様に、1着が5番、2着が9番だった場合、馬連5-9を購入していれば的中です。

馬連と枠連の違いは、予想する対象が「馬」か「枠」かの違いです。どちらも1着と2着の着順は問いません。

枠連の詳細は以下の記事で解説しているので、枠連の詳細について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

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馬連とワイドの違い

馬連とワイドはどちらも2頭の馬を予想します。

違いは、馬連が1着と2着に入線する馬を予想する券種に対し、ワイドは選択した2頭の馬が3着以内に入れば的中となります。

詳しく説明すると、ワイドは3着以内に入れば的中となるため、複数の的中パターンが存在します。

具体的には、以下のようなパターンが考えられます。

パターン①:1着、2着
パターン②:1着、3着
パターン③:2着、3着

着順を問わず、選んだ2頭の馬が3着以内に入る場合、ワイドは的中となります。

そのため、的中範囲が広いのがワイドの特徴です。

馬連とワイドは組み合わせ数は同じですが、ワイドの的中パターンは馬連の3倍存在します。

そのため、馬連に比べてワイドの的中率は高いと言えます。

ただし、2022年の馬連の平均配当は5,013円なのに対し、ワイドは1,871円となっており、配当の妙味を考えると馬連の方が期待値は高いです。

なお、同着決着がない限り、複数の的中パターンが存在するのは馬連とワイドの2つだけです。

ワイドの詳細は以下の記事で解説しているので、ワイドの詳細について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

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馬連を買うメリット

馬連は馬券の中で3番目に人気のある馬券です。(1位は3連単、2位は3連複)

他の馬券と比べて、馬連を購入するメリットは3つあります。

馬連を購入するメリットは以下の3つです。

馬連のメリット
  • 単勝や複勝より高い配当が得られる
  • 3連単や3連複よりも的中率が高い
  • 購入する点数が比較的少ない

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

単勝や複勝より高い配当が得られる

馬連は1位と2位になる馬を選んで的中させる馬券です。

2頭を的中させる難易度が高いため、1頭を選ぶ単勝や複勝に比べて配当が大きくなります。

ただし、同じ1位と2位を選ぶ馬単と比べると、順番に的中させる必要がないため、配当は一般的に低くなる傾向があります。

的中率が比較的高い

馬連は他の馬券と比較すると的中率が高い馬券です。

仮に18頭立てであれば馬単は306通り、3連複なら816通り、3連単なら4896通りあります。

一方、馬連は153通りと比較的少ない組み合わせしかありません。

なので、馬連は購入する点数が比較的少なくても当たりやすい馬券になります。

購入点数が少なくて済む

馬連は1着と2着が入れ替わっても当たりとなりますが、馬単は1着と2着を順番通りに予想しなければなりません。

そのため、馬連は組み合わせが比較的少なく当てやすい馬券と言えます。

一方、馬単は着順が逆転した場合にも対応するため、賭け金が2倍になることがあります。

 

馬連を買うデメリット

馬連を買う際のデメリットは、人気のある馬同士で決まった場合、配当が低くなる可能性があることです。

また、過度に多くの馬を選んでしまうと、購入点数が増え、先ほど説明したようなトリガミ状態になる可能性もあります。

具体的には、1000円分の馬連を購入したにもかかわらず、配当がわずか500円しかもらえなかった場合、これがトリガミと呼ばれます。

ただし、このデメリットは他の馬券種でも同様に発生することがあるため、特に気にする必要はありません。

 

馬連の主流な買い方

馬連は複合馬券であり、以下の買い方が主流となっています。

  • 1点買い
  • ボックス
  • 流し

それぞれの買い方について解説します。

1点買い

「1点買い」とは、1つの馬連の組み合わせだけを購入する購入方法です。

単勝や複勝などでもよく見られる方法で、馬連でも利用できます。

この購入方法の最大のメリットは、不要な組み合わせを購入しないため、的中した場合にトリガミ(配当が購入費用を下回ること)が発生しないことです。

トリガミとは的中したにも関わらず、配当が馬券の購入費用を下回ることを指し、要するに馬券は当たったけれども収支がマイナスになる状態です。

1点買いでは、絶対にトリガミが発生しないのが特徴です。

馬連は組み合わせが多いため、1点買いを的中させるのは容易ではありませんが、特定のレースでは効果的な方法となります。

例えば、非常に強い馬が2頭のみ出走するレースでは、単勝よりも馬連の方が予想しやすいかもしれません。

したがって、馬連の1点買いも選択肢として役立つことがあります。

ボックス

「ボックス」とは、選択した馬番の組み合わせを一括で購入する購入方法です。

例えば、馬連ボックスでA、B、C、D、Eの5頭を選択した場合、これらの馬の組み合わせ(A-B、B-D、A-C、B-E、A-D、C-D、A-E、C-E、B-C、D-E)をまとめて購入できます。

この場合、10点分の馬連を購入することになります。

ボックスは、選択した馬の中から2頭が連対すれば配当が得られるため、幅広い組み合わせをカバーする購入方法と言えます。

買い目が多くなるため、馬連の中でも的中率を高めるのに適しています。

ただし、ボックスの短所として、買い目が増えるため、馬券の購入費用が一定程度必要となります。

また、的中しても配当が購入費用を下回ることがあるため、トリガミの可能性も考慮しなければなりません。

買い目を増やしすぎると損失が生じる可能性もあるため、慎重に使う必要があります。

選択した馬の組み合わせとオッズを検討しながら、ボックスの購入を検討することが重要です。

流し

「流し」とは、馬券に絡むであろう馬を固定し、もう一方を複数頭選択する馬券の購入方法です。

通常、固定する馬を「軸馬」と呼び、もう一方の馬を「相手馬」と呼びます。

例えば、馬Aを軸にして、B、C、D、Eの馬を相手馬に選択した場合、以下のような組み合わせになります。

  • 軸馬Aと相手馬Bの組み合わせ
  • 軸馬Aと相手馬Cの組み合わせ
  • 軸馬Aと相手馬Dの組み合わせ
  • 軸馬Aと相手馬Eの組み合わせ

流しの最大のメリットは、軸馬を固定することで、比較的少ない点数で買い目を絞ることができる点です。

例えば、5頭立てのレースでボックスを使って10通りの組み合わせを購入するとしたら、そのうちの1頭を軸馬に指定し、残りの4頭を相手馬として流せば、4点分の買い目で済ませることができます。

このように、ボックスと比較して点数を大幅に削減できるのが流しの利点です。

ただし、流しの唯一の欠点は、軸馬が必ず連対しなければならないことです。

馬連の場合、軸馬は必ず1着または2着に入る必要があります。

軸馬が3着以内に入らなかった場合、相手馬が馬券内を独占していても、馬券は外れてしまいます。

そのため、確実に連対するであろう馬を選ぶことが重要です。

競馬の混戦模様のレースでは流しは不向きであり、軸馬の選定が難しい場合は他の購入方法を検討することがおすすめです。

 

馬連おすすめの賭け方

馬連でおすすめの賭け方は「軸流し」です。

「軸」とは、馬券において特定の馬を固定することを指し、軸から複数の組み合わせに賭けることを「軸流し」と呼びます。

例えば、軸馬を1番の馬とし、それ以外の馬(2番から10番まで)との組み合わせで流す場合、以下のような買い目になります。

1-2、1-3、1-4、1-5、1-6、1-7、1-8、1-9、1-10

軸流しの中でも初心者の方におすすすめするのが軸馬から10頭に流す方法です。

具体的には、軸を人気馬(1〜3番人気)にして、6〜15番人気の馬に流すのですが、この方法であれば的中した時に購入金額の1000円を切りにくくなり、トリガミを防ぐことができます。

うまくいけば配当数千円の馬券を的中させることができるので利益を出しやすく、馬連で馬券を買う時はこの買い方がおすすめです。

これから競馬を始めてみようと思っている方は、まずは馬連の「軸流し」で狙ってみると良いでしょう。

 

まとめ

今回の記事では、馬券の1つである馬連について解説しました。

馬連とは、競馬の馬券の一つで、正確には「普通馬番号二連勝複式勝馬投票法」ですが、一般的には「馬連」と呼ばれています。

また、馬連は的中率と配当のバランスが良く、競馬の醍醐味が詰まった馬券ですが、人気馬同士で決まってしまうと配当が少なくなってしまいトリガミになってしまいます。

なので、馬連で馬券を買う時は人気馬(1〜3番人気)と6〜15番人気の組み合わせで買うようにしましょう。

そうすることで、的中した時にトリガミになるリスクを減らし数千円の配当を得ることができ、時には万馬券すらも狙えます。

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