- 複勝とは
- 複勝の平均配当
- 複勝のメリット・デメリット
- 複勝おすすめの買い方
競馬の馬券の買い方の1つである複勝について知りたいと思っていませんか?
複勝は馬券の中でも最も的中率が高く、初心者にもおすすめの馬券です。
また、買い方によっては大きな利益を出すことも狙えるので、玄人の中にも好んで使う人がいる買い方です。
そこで、今回は複勝について解説します。
この記事を読めば、複勝のメリット・デメリットや複勝で勝つ秘訣、おすすめの買い方ががわかるので、ぜひ最後まで読んで学んでください。
複勝とは
複勝とは、競馬のレースで3着以内に入る馬を予想する馬券の一つです。
この馬券は、競馬初心者にもおすすめできるほど、他の馬券に比べて当てやすいとされています。
複勝の的中確率は、出走頭数によって変動します。具体的な確率は以下の通りです。
18頭立て:16.6%
15頭立て:20.0%
12頭立て:25.0%
10頭立て:30.0%
8頭立て:37.5%
複勝の次に当たりやすい馬券は単勝ですが、例えば10頭立ての場合、単勝の的中確率は10.0%に過ぎません。
このことから言えるのは、複勝は単勝に比べて3倍の確率で的中する可能性があるということです。
複勝のオッズの見方
複勝のオッズは少し特殊で、「◯.◯-◯.◯」と幅を持って表示されます。
これは、1着から3着に入る馬の組み合わせによって払戻金が変動するためです。
複勝馬券で勝つためには、オッズの見方を理解することが重要です。
簡単に説明すると、人気馬が上位を占める堅い決着になった場合、払戻金はオッズの左側に近い数値になります。
一方、穴馬が多く入線した場合、右側のオッズに近い結果となります。
ただし、左側のオッズを下回ることはほとんどありません。
そのため、左側のオッズを参考にして買い目を組むのが賢明です。
このようにして、複勝馬券の特性を理解しつつ、効率的な買い方を心がけることが重要です。
複勝の平均配当
複勝の払戻しの平均配当は約300円です。
単勝の平均が約950円なので、単勝の約1/3となっています。
複勝1点勝負で馬券を買った場合、3レースに1回は的中させなければ、資金はマイナスとなってしまう計算です。
しかし、当たりやすさは複勝のほうが上であるため、まずは的中させることを楽しみたい初心者には単勝よりも複勝の方がおすすめです。
なお、当サイトでは他の馬券の平均配当も紹介しているので、気になる方は参考にしてください。
複勝の過去最高配当
これまでに記録された複勝の最高配当は18,020円(180.2倍)です。
この驚異的な高配当が出たのは、2023年5月13日の京都5Rでした。
単勝11番人気だった②ニホンピロパークスが2着に入ったことにより、複勝のオッズが急上昇しました。
これによって、2010年6月26日の福島競馬2Rで記録された16,110円を大幅に上回り、現時点でこれ以上の配当は確認されていません。
複勝のメリット
複勝の最大のメリットは、その的中率の高さです。
複勝は選んだ馬が3着以内に入れば的中となり、この的中条件は馬券の中では非常に広く、競馬において高い的中率を誇る馬券といえます。
競馬では的中することが何よりも重要です。
高配当を狙った馬券を買っても、的中しなければ報酬は得られません。
その点、複勝は的中率が高いため、何度も的中を経験することができ、特に初心者にとっては競馬を楽しむ手段として最適です。
また、複勝の魅力は、3着以内に入ればいいという安心感にもあります。
出走時にアクシデントがあったり、出遅れたりしても、実力のある馬であれば3着以内に入り込むチャンスはまだ残されています。
さらに、複勝は的中馬券が3つも存在する点が特徴です。
3着までが的中条件であるため、1~3着までの3つの複勝が当たり馬券とされます。
初心者でもこれらの中から1つを選ぶことは難しくありません。
そのため、複勝は初心者にとって特に当たりやすい馬券と言えます。
競馬を楽しみながら、着実に的中を狙えるのが複勝の大きな利点です。
複勝のデメリット
複勝は一般的に的中しやすい馬券として知られていますが、そのメリットだけでなくデメリットも理解しておくことは重要です。
まず、複勝のデメリットとして挙げられるのは、オッズが低いことです。
的中率が高いため、オッズは比較的低く設定されており、高額な配当を期待することは難しいです。
大きな利益を得るには、多額の掛け金を投入する必要があり、それに伴うリスクも大きくなります。
つまり、一度に大きな利益を得たいと考える方には向いていないと言えます。
複勝はむしろコツコツと的中を重ね、長期的に収支をプラスにしていく馬券と言えるでしょう。
さらに、複勝のオッズ表記が難解であるというデメリットもあります。
複勝のオッズは幅広く、2.0倍から3.3倍など、細かい差異があるため、収支管理を細かく行っている人にとっては、思った通りの配当金を得ることが難しい場合もあるでしょう。
オッズが読みにくいことから、期待値の計算や戦略の立て方に難しさが加わることもあるかもしれません。
複勝で勝つための3つの秘訣
高的中率の複勝を活用して、競馬で勝つための秘訣を紹介します。
複勝を使って競馬で勝つ秘訣は以下の3つです。
- 複勝人気に注目
- 点数を抑える
- 3着なら狙える穴馬を狙う
それぞれの秘訣について解説します。
複勝人気に注目
競馬では一般的に単勝人気が注目されがちですが、複勝の人気と単勝の人気は必ずしも一致しません。
複勝のオッズは単勝に比べて低く、それだけ的中率が高いことを示しています。
単勝人気がなくても、複勝で高い人気を持つ競走馬がいる場合、積極的に狙ってみましょう。
点数を抑える
複勝馬券での勝ち方としては、1点買いが基本です。
多くても2〜3点に抑えるのが良いでしょう。
選んだ馬が全て入着すれば払戻金が増えますが、トリガミのリスクも高くなり、複勝のメリットが薄れてしまいます。
ですので、基本的には1点に絞るのが良いです。
それでも迷ってしまい、買い目が絞れない場合は、勝負するレース自体を見直すことをおすすめします。
3着なら狙える穴馬を狙う
複勝馬券で利益を狙うなら、3着以内に入りそうな中穴から大穴の馬を選ぶのが効果的です。
本番のレース前の調整や肩慣らし、試しのレースなど、出走馬の中には「勝つことが目的ではない馬」もいます。
1着から3着に入れば配当は同じですので、直近の成績が振るわなくても、パドックの様子が良い馬や、気になる人気薄の馬には少額でも賭ける価値があります。
事前の情報に違和感を感じたり、明らかに不自然なローテーションに気付いた場合は、積極的に勝負を仕掛けてみてください。
複勝でおすすめの買い方
「単複」の他にも、複勝で楽しむためのおすすめの方法があります。
それが「複勝転がし」です。
複勝転がしとは、複勝で的中した払戻金を次のレースの複勝1点に賭けていく方法です。
この方法は、3着以内にくる馬を連続して当てる必要があるため、初心者にとってはやや難易度が高いかもしれません。
しかし、途中で外れても最初の賭け金以上の損失は出ませんので、リスクを最小限に抑えつつ楽しむことができる投票方法と言えます。
複勝馬券は一般的に単勝よりも払戻額が低いと考えられがちですが、高い的中率を活かした「複勝転がし」戦略を実践することで、大きな利益を狙うことができるのです。
この戦略は、前回的中した複勝の払戻金を次の複勝馬券に賭けていくので連続的な的中が続けば、配当金が着実に増えていきます。
競馬のキホン!馬券の買い方
複勝に限らず、馬券を購入するためにはマークシートに記入する必要があるのですが、マークシートには以下の3つの種類が存在します。
◆緑色のカード
これは基本的なマークカードで、全ての馬券を購入するのに使用できます。初めての方には緑のカードから始めることをおすすめします。
購入可能な馬券:単勝、複勝、応援馬券(単勝+複勝)、枠連、馬連、馬単、ワイド、3連複、3連単
◆青のカード
連複ながしと連単ながし用のカードです。購入しようとしている馬券に軸となる馬が含まれている場合、青いカードを使用すると、緑のカードよりも簡単に馬券を購入できます。
購入可能な馬券:枠連、馬連、馬単、ワイド、3連複、3連単
◆赤のカード
ボックスとフォーメーション用のカードです。軸となる馬を決められず、複数の馬を購入したい場合、赤いカードを使用して便利に馬券を購入できます。
購入可能な馬券:枠連、馬連、馬単、ワイド、3連複、3連単
要するに、青と赤のカードは多くの馬を一度に購入したいときに、緑のカードよりも簡単に購入できる便利なツールです。
マークカードに慣れていない場合、まずは「緑のカード」を使うことをおすすめします。
まとめ
今回の記事では、馬券の買い方の1つである複勝について、初心者の方にも分かりやすく解説しました。
複勝は的中率が高く、まずは当てることを楽しみたい初心者の方や少しずつでもいいから安定して利益を出し続けたい人におすすめの購入方法です。
また、「複勝転がし」を使えば利益をどんどん増やしていくことができるので、慣れてきたら大きく利益を狙っていっても良いでしょう。
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