基礎知識

競馬の出馬表や競馬新聞の◉や☆などの記号・印の意味から順番まで徹底解説!

競馬の出馬表についている◉△×☆などの印の意味がわからないということはありませんか?

そこで、今回は出馬表や競馬新聞にある印・記号について解説します。

この記事を読めば、競馬の印の種類や意味を理解し、予想への活かし方がわかるようになるので、ぜひ最後まで読んで学んでください。

 

出走表のレースに記載されている印・記号や略語の意味

まず、競馬の出走表に記載されている記号や略語について説明します。

本記事に記載されているものは一部であり、さまざまな記号や略語が存在しますが、主要なものを網羅しています。

これを理解することで、ほとんどのレースに対応できるでしょう。

今回紹介するのは以下の記号や略語です。

出馬表に使われている記号や略語
  • 「地」
  • 「外」
  • 「指定」
  • 「特指」
  • 「混合」
  • 「牝」
  • 「若手騎手」

それぞれの印・記号や略語について解説します。

「地」

「地」は地方競馬を指し、「○」の中に「地」と記載されている場合と、「口」の中に「地」と記載されている場合では異なる意味を持ちます。

「○」の場合、中央競馬で出走馬登録をしている馬のうち、地方競馬に出走経験のある競走馬を指します。

有名な例として、オグリキャップのような、地方競馬から中央競馬に転向した馬がこの印がつけられます。

一方、「口」の中に「地」と記載されている場合、これは中央競馬が指定する交流戦に出走する地方競馬所属の馬を示します。

交流戦は中央競馬と地方競馬の競走が交流するためのもので、「帝王賞」や「JBCクラシック」などがその代表的なレースです。

「外」

この印は「外国産馬」 であることを示す数字です。

外国産馬とは文字通り外国で生まれた競走馬の事を意味していますが、 外国産馬にも「〇」 の中に外と書 かれてあるものと、 「口」 の中に外と書かれてあるものがあり、 それぞれ意味が変わります。

「○」に外の場合は外国で生まれ田後日本に入ってきて、 日本で調教を受けて日本のレースでデビュー した馬がこれに該当します。

いっぽう 「□」に外の場合は外国で生まれて外国で調教を受け、 外国のレースにてデビューしている馬の事です。

この両者には大きな違いがあり、 海外のレースで一度でも走った競走馬は基本的に日本のレースで走ることができません。

なぜこのような規制が設けられているのかというと、 外国で走った馬が日本のレースで沢山活躍すると種牡馬がその外国で走った馬ばかりになり、 純国産の競走馬が少なくなってしまうからです。

外国で一度でもレースを経験した馬が出走できる国内のレースは「国際競走」として認められているレースのみと定められています。

今でこそ多くの重賞レースが国際レース扱いとなりましたが、1990年初頭まではジャパンカップを除くほとんどのレースが国際競走とは認められておらず、 実力がありながら名誉あるレースに出走できないという悲しい事態が起こっていました。

現在でも最強馬の1頭に数えられる「マルゼンスキー」 が外国産馬の扱いを受けていたため、 「日本ダー ビー」 に出走できなかった時のエピソードはあまりに有名です。

「指定」

地方競馬所属の競走馬や騎手は通常、中央競馬のレースに出走することはできません。

しかし、特定の印がついているレースでは、地方競馬所属の競走馬が地方競馬所属の騎手を騎乗させて出走できることがあります。

現在、多くのG1レースやその前哨戦となる「トライアルレース」において、地方競馬所属の競走馬や騎手が出走できるようになっています。

指定の方法には「○」と「口」の2つがあり、「口」の指定がある場合、そのレースにおいては地方競馬所属の騎手のみが騎乗できる特別な条件が設けられており、地方競馬所属の競走馬は出走できません。

「特指」

この条件は、中央競馬が指定している地方競馬のレースで、そのレースで1着になった競走馬のみが出走資格を得ることができるレースです。

厳しい条件が設けられており、優秀な競走馬のみが出場できます。

「混合」

この条件は、外国で生まれた競走馬のうち、日本で競走デビューを果たした馬が出走できるレースを指します。

外国生まれであっても、日本で競走キャリアをスタートさせた馬がこのレースに出場できます。

「国際」

この条件は、外国で生まれ、外国で調教を受け、海外のレースで競走デビューした競走馬が出場できるレースを指します。

このルールの下では、海外で競走デビューした馬も出走資格を得ることができます。

以前は、国際競走といえば日本で開催される「ジャパンカップ」や「NHKマイルカップ」などが有名でしたが、現在では多くの重賞レースが国際競走として扱われています。

しかし、外国産馬が香港などで開催される国際競走に参戦することも多く、ジャパンカップのような存在感が薄れていることもあります。

「牝」

この条件は、牝馬(メスの馬)のみが出走できるレースを指します。

G1レースにおいて、牝馬3冠の一環として「桜花賞」、「オークス」、「秋華賞」などがあります。

また、古馬のレースでも春には「ヴィクトリアマイル」、秋には「エリザベス女王杯」などが牝馬限定のレースとして知られています。

「若手騎手」

騎手免許取得が7年未満の騎手のみが出走できる限定レースのことを指します。

経験が浅いことから想定外の展開になることもあり、馬券的な妙味は大きいですが、当てるのは相当難しくなります。

 

予想で使われている印・記号の意味

次は競馬予想における印についての説明です。

競馬ファンにとって、ネットの出走表や競馬新聞の予想欄に記載されている印は馴染み深い情報であり、予想の際に重要な役割を果たします。

紹介する印・記号は以下の通りです。

予想で使われる印・記号
  • 「◎」(本命馬印)
  • 「○」(対抗馬印)
  • 「△」(2着3着有力印)
  • 「▲」(一発逆転印)
  • 「✕」(展開次第印)
  • 「注」(「✕」と同じ)
  • 「☆」(注目の穴馬)

それぞれの印・記号について順番に解説します。

「◎」(本命馬印)

この記号は本命とされる競走馬につけられます。

出走している馬の中で最も1着になる可能性が高いと評価されています。

予想の際に、この印がついている馬を軸にして馬券を購入することが多いです。

複数の予想ソースで同じ馬にこの記号がついている場合、その競走馬は他の競走馬よりも優れた能力を持っている可能性が高いでしょう。

「○」(対抗馬印)

この記号は本命馬に肉薄する実力を持つ競走馬に付けられます。

本命馬ほどの信頼性はありませんが、競馬予想家や予想サイトなどで複数のソースで同じ馬にこの印がついている場合、その競走馬は他の競走馬と比べて実力があると考えられます。

2頭の競走馬が強いとされる「2強のレース」の場合、予想は比較的簡単で、これら2頭を軸にして3着の馬を予想すれば良いでしょう。

「△」(2着3着有力印)

この記号には2つのバリエーションがあり、競走馬の能力により打たれます。

1着は難しいが2着や3着に入る可能性が十分ある競走馬にこの記号が付けられます。

この印は馬単や3連単など、複数の着順を予想する馬券を購入する際に特に重要です。

「▲」(一発逆転印)

この記号は、先ほどの△印とは異なり、「一発逆転」の可能性を秘めた競走馬に付けられます。

つまり、2着や3着に入る可能性だけでなく、展開によっては1着になる可能性がある競走馬を指します。

この印が付けられた競走馬は高額配当を狙う人々にとって特に注目される対象です。

「x」(展開次第印)

この印がついている競走馬は、展開によっては3着に入る可能性がある馬です。

似たような意味合いの「注」印も使われることがありますが、いずれにせよ、この印の競走馬は通常人気が薄いことが多く、3着以内に入ると高額な配当が期待できます。

「☆」(注目の穴馬)

「☆」印は競馬予想において特別な注目を浴びている穴馬を示します。

この印を付ける競走馬は予想者の個性や直感が強く影響し、同じ馬にこの印がつけられていることは稀です。

したがって、この印を参考にするかどうかは、予想者の独自の予想方法や好みに大きく依存します。

この印がついた競走馬は、予想家の独自の視点から見ると、通常の競走馬とは異なるポテンシャルを秘めていると考えられています。

 

競馬新聞の☆印を使った予想方法!

競馬新聞に掲載される「☆」印は、一般的な「◎」や「〇」印ほど注目されているわけではありません。

しかし、激走する可能性のある穴馬に与えられることが多いため、適切に活用すれば高配当を得るチャンスが広がります。

「☆」印を活かす予想方法は主に以下の3つです。

☆印を使った予想方法
  • ☆印の付いた馬を本命にする
  • ☆印の付いた馬を相手候補にする
  • ☆印の付いた馬を中心に買う

それぞれの☆印を使った予想方法について解説します。

☆印の付いた馬を本命にする

1つ目の予想方法は「☆」印のついた馬を本命に選ぶことです。

通常、「☆」印を持つ馬は穴馬と見なされ、一般的な「◎」や「〇」印ほど注目されません。

しかし、馬券の配当は人気馬よりも穴馬に期待ができることが多く、特に「☆」印のついた馬は高いパフォーマンスを発揮する傾向があることがあります。

そのため、高額な配当を狙いたい方にとって、「☆」印の馬を本命視することで、大きな配当を期待できる賭け方ができます。

☆印の付いた馬を相手候補にする

2つ目の予想方法は、「☆」印のついた馬を相手候補に選ぶ方法です。

通常、「☆」印を持つ馬は激走の可能性を秘めていますが、必ずしも1着になるわけではありません。

しかし、2着や3着に入ることは十分にありえます。

競馬の実績を見ると、1着に人気馬が来る一方で、2着や3着には穴馬が絡むことが多いことがあります。

そのため、「☆」印のついた馬は1着になることは難しいかもしれませんが、2着や3着に入る可能性が高いのです。

このように相手候補にすることで、高い配当を狙うことができます。

☆印の付いた馬を中心に買う

3つ目の予想方法は、「☆」印の付いた馬に多くの馬券を買う方法です。

通常、「☆」印を持つ馬の多くは配当が妙味のある穴馬とされます。

彼らは上位での競争に食い込む可能性がある一方で、必ずしも1着になるわけではありません。

したがって、2着や3着に入ることもあり、しばしばピンポイントで当てることが難しいこともあります。

ただし、必ずしも「☆」印の馬を三連単や馬単などの軸や相手に固定する必要はありません。

実際、多くの「☆」印の馬は高い配当が期待されるため、彼らは着順に縛られず、複勝馬券などで1点だけ購入することも一つの選択肢です。

複勝は3着以内に入れば配当がもらえる馬券です。

どの順位で入ったかは問いません。

複勝の的中率は高い反面、払戻金は比較的小さめです。

ただし、ほとんどの「☆」印の馬は穴馬で、人気が低いと払戻金も高めです。

複勝に賭けて、1点だけで購入することで期待される払戻金を高めることができるのです。

一点買いは賭け金が少ないため、リスクも限定的です。

複勝はもともと的中率が高いため、1点買いでも的中しやすいでしょう。

したがって、「☆」印の馬を複勝馬券で賭けることで、高配当を得るチャンスが広がります。

 

まとめ

今回の記事では、競馬の印・記号や略語について解説しました。

印・記号の意味を理解して正しく予想に使うことができれば、得られる情報が増えるうえに印通りに来ることもあるので、そのまま買うだけで馬券が的中するということもあります。

取り入れる情報は正しく取捨選択する必要はありますが、うまく活用できれば回収率のアップにもつながるので、ぜひ取り入れていきましょう。

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