- 馬券の種類
- 馬券購入時のルール
- 競馬場に関するルール
「競馬を始めようと思っているけど特別なルールが無いか不安」と思っていませんか?
知らず知らずのうちにツール違反をしてしまう可能性もあるので、競馬のルールを理解することは重要です。
そこで、今回は競馬の基本的なルールを初心者の方にもわかりやすく解説します。
この記事を読めば、馬券購入時や競馬場でのルールをがわかるので、ぜひ最後まで読んで学んでください。
そもそも競馬とは
競馬とは、騎手がサラブレッドに乗り、決められたコース(芝、ダート、障害)で指定された距離(1000m〜3600m)を走り、最も速くゴールする馬を競う競技です。
また、その着順を予想することも含まれます。
競走馬は時速60〜70キロで走るため、そのスピード感は観客に大きな興奮をもたらします。
最も速く走る馬を予想して当てることが競馬の最大の魅力と言えるでしょう。
馬券の種類
馬券の買い方は「式別」と「方式」によって決まり、馬券の種類にあたるのが「式別」です。
馬券の種類(式別)は以下の8種類です。
- 単勝
- 複勝
- ワイド
- 枠連
- 馬連
- 馬単
- 三連複
- 三連単
それぞれの券種について解説します。
単勝
単勝は1着に入ると思う競走馬を選ぶだけのシンプルな馬券です。
配当は低めですが、自分の選んだ馬が1着に来るかどうかだけを見ておけばいいので、初心者には一番わかりやすく楽しみやすい馬券かもしれません。
◆配当とは
馬券券が的中した場合に払い戻されるお金のこと。
ちなみに配当倍率のことを「オッズ」といい、1番人気の馬で約2倍、人気のない穴馬だと300倍以上になることもあります。
複勝
複勝とは選んだ馬が3着以内に入れば当たりの馬券種です。
単勝より当たりやすい分配当は低いですが、当たる確率が高いので初心者の方で当てる楽しみを味わいたい方に特にオススメな馬券です。
ワイド
ワイドは3着以内に入る競走馬の内の2頭を着順に関係なく当てる馬券です。
選んだ馬の着順が「1着と2着」「2着と3着」「1着と3着」 で当たりとなります。
配当は単勝より高く、後で紹介する枠連よりは低いです。
配当はあまり高くありませんが、単勝や複勝よりは複雑です。
ですが、買い方によってはオッズが美味しい場合があるので、玄人には好まれる馬券だったりします。
枠連
競馬では競走馬に「馬番号」と「枠番号」が振られているのですが、1着と2着に入る馬の「枠番号」を当てるのが枠連です。
◆馬番号とは
出走馬それぞれに割り当てられる番号のこと。競走馬が着用するゼッケンには馬番号が記載されていますが、これは枠番号とは異なることがあります。
◆枠番号とは
出走馬を最大8個の枠に振り分けて付けられた番号のこと。枠連に使用する番号。馬番1番から順に割振られる。枠番号ごとに騎手の帽子の色(帽色)が違う。
枠連は出走馬が9頭以上のレースで発売されます。
たとえば、枠連で6枠と7枠を選択した場合、6枠の馬と7枠の馬がそれぞれ1着と2着になれば的中となります。
1つの枠には最大で3頭まで配置されることがあるため、その分的中する確率が高くなる馬券です。
馬連
馬連は1着と2着に入る馬を着順に関係なく当てる馬券です。
選んだ馬のどちらかが2着以内に入らなければならないため、単勝より難しいように感じるかもしれません。
ただ、2頭までは絞れたけれどどちらが1着になるかわからないという場合には、思い切って馬連を選んでみることをオススメします。
馬単
先述した馬連に対して、馬単は1着と2着に入る馬の着順を当てる馬券です。
1着と2着を当てる必要があるので、難易度は少し高いですが、その分配当は高いためチャレンジしても良いかもしれません。
三連複
三連複は着順を問わず1着、2着、3着となる馬の馬番号の組合せを的中させる馬券です。
簡単に言うと、先述した馬連の3着以内版のような馬券です。
当てるのは難しいですが、その分配当も高くなりやすく、当たった時の嬉しさも大きいので、ぜひチャレンジしてみてください。
三連単
三連単は 1着、2着、3着となる馬の馬番号を着順通りに的中させる馬券です。
競馬といえば、三連単を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
平均配当は151,676円とかなり高くなっていて、過去最高の配当では100円の馬券が2000万越えになったレースもあった夢のある馬券です。
一発大きな配当を当てたいという方はチャレンジしてみることをオススメします。
競馬の馬券購入時5個のルール
競馬の馬券購入時のルールを紹介します。
覚えていなくても問題のないルールも多々ありますが、罰則が適用されるルールも存在しますので、この機会に一通り学んでおきましょう。
競馬の馬券購入時のルールは以下の通りです。
- 馬券は二十歳になってから
- 決められた場所で馬券を購入
- 出走馬数で購入できる券種は違う
- 的中馬券の有効期限は60日
- 馬券は一度購入したら修正不可
それぞれのルールについて解説します。
ルール①馬券の購入は二十歳から
馬券購入時のルール1つ目は、購入者の年齢に関するものです。
馬券は二十歳以上の方しか購入できません。
競馬場や場外馬券売り場の入場には年齢制限がありませんが、馬券の購入には年齢制限が設けられています。
これはお酒やタバコと同様で、二十歳未満の方が馬券を購入することは禁止されています。
ただし、未成年者が購入したい馬券を代わりに大人が購入する行為は合法です。
ルール②決められた場所で馬券を購入
馬券購入時のルール2つ目は、購入場所に関するものです。
馬券は決められた場所でしか購入することができません。
具体的には、競馬場や場外馬券売り場、インターネット投票が認められています。
現在ではあまり聞かれませんが、以前は控除率を省いて賭け金を集める「ノミ行為」が行われていたことがあります。
ノミ行為は競馬主催者側に収益が発生しないため、このようなルールが設けられています。
ルール③購入できる券種が出走馬数によって違う
馬券購入時のルール3つ目は、券種の的中条件や販売形式についてですが、これらは出走頭数によって異なります。
まず、出走頭数が8頭以下のレースでは枠連の販売が行われません。
また、出走頭数が7頭以下のレースでは、複勝の的中範囲が1着および2着の馬までに限定されます。
さらに、ワイドで3着が同着の場合、3着-3着の組み合わせは不的中となります。
このように、買いたい券種が購入できない場合もあるため、特に初心者の方は注意が必要です。
ルール④的中馬券の有効期限は60日
馬券購入時のルール4つ目は、的中した馬券の払戻有効期限についてです。
的中した馬券の払戻有効期限は60日となっており、この期間を過ぎると払戻は無効となります。
競馬場や場外馬券売り場に一日中滞在する場合、その日のうちに換金することが多いため、期限を気にする必要はあまりありません。
また、インターネット投票で購入されている方も、自動的に払い戻されるので特に気にする必要はありません。
しかし、何らかの理由で馬券だけ購入し、後日換金を予定している方は注意が必要です。忘れないように、期限内にしっかりと換金するよう心掛けましょう。
ルール⑤馬券は一度購入したら修正不可
馬券購入時のルール5つ目は、購入時の注意についてです。
券売機を使って馬券を購入する際に、買い目や購入金額を間違えることがあります。
発券直後に気づいた場合、券売機横に設置されている窓口で修正を申し出ることができる場合もありますが、基本的には修正できないと考えた方が良いです。
インターネット投票でも同様に、一度購入すると修正ができません。そのため、購入前に買い目と購入金額をしっかり確認することが重要です。
【初心者必読】競馬場に関する9個のルール
競馬場に関するルールは以下の通りです。
- 持ち込み禁止物がある
- コースやパドックに物を投げ入れるのは禁止
- 馬券の束をばらまいてはいけない
- 騒音や大声を出さない
- フラッシュ撮影はNG
- 競馬場観戦には入場料が必要
- ごみのポイ捨て禁止
- タバコは分煙
- 場所取り禁止
それぞれのルールについて解説します。
ルール①持ち込み禁止物がある
競馬場に関するルールの1つ目は、持ち込み禁止物についてです。
競馬場では、以下のような物品の持ち込みが禁止されています。
- 危険物(火気、缶類、ビン類)
- 盲導犬や聴導犬以外の動物
- 車輪のついた道具(ベビーカーや車椅子を除く)
- テントやパラソル
- 騒音を発生する道具(ホイッスルやメガホン、楽器など)
- 投げることを目的とした道具(フリスビーやボールなど)
- はしごや脚立
これらの物品の持ち込みは、レースに支障をきたす可能性があるため禁止されています。
また、缶類の持ち込みも禁止されています。
JRAの売店では飲み物がプラスチックカップに入っており、自動販売機でも全てペットボトルで販売されています。
そのため、缶やビンは持ち込まないようにしましょう。
ルール②コースやパドックに物を投げ入れるのは禁止
競馬場に関するルールの2つ目は、コースやパドックに物を投げ入れることが禁止されている点です。
競走馬は非常に敏感で神経質な生き物ですので、些細なことでもレースに影響を与える可能性があります。
過去には、競走馬に硫酸のような物質をかける事件が起こりました。その馬はその後の競走馬としての活躍に大きな支障を来しました。
したがって、物を投げ入れる行為は厳禁です。競馬を安全かつ公正に行うために、このルールを遵守しましょう。
ルール③馬券の束をばらまいてはいけない
競馬場に関するルールの3つ目は、馬券を宙にばらまく行為の禁止です。
昔のG1レース映像ではこの光景が見られましたが、これは他の観客に迷惑をかけるだけでなく、競走馬の集中力を妨げることもあります。
最近ではあまり見かけませんが、この行為は単なるごみの投棄と同じですので、絶対に避けましょう。
ルール④騒音や大声を出さない
競馬場に関するルールの4つ目は、応援時の騒音に関するものです。
競馬場では声を上げて応援する人や騒音を出す人が多く、大きなレースでは歓声がさらに大きくなります。
しかし、競走馬は臆病で敏感な動物ですので、大声や騒音はストレスになります。
応援する際は静かに見守るよう心掛けましょう。
ルール⑤フラッシュ撮影はNG
競馬場に関するルールの5つ目は、写真撮影についてです。
競走馬は美しい毛ヅヤや魅力的な馬体を持つため、写真に収めたくなることも多いでしょう。
競馬場での写真撮影は許可されていますが、フラッシュ撮影は競走馬に影響を与える可能性があるため、禁止されています。
フラッシュを使用せずに撮影するようにしましょう。
ルール⑥競馬場観戦には入場料が必要
競馬場に関するルールの6つ目は、入場料についてです。
競馬場に入る際には入場料が必要です。
札幌、函館、福島、新潟、小倉は100円、東京、中山、中京、京都、阪神は200円です。
この入場料を支払えば、一日中競馬場を楽しむことができるので、非常にコストパフォーマンスが良いです。
なお、レースが開催されていない日は場外馬券売り場として営業しており、この場合は無料で入場できます。
ルール⑦ごみのポイ捨て禁止
競馬場ではごみのポイ捨てが禁止されています。
当然ですが、ごみのポイ捨ては禁止です。
外れた馬券や読み終えた新聞、記入途中のマークシートなどは、必ずゴミ箱に捨ててください。
ルール⑧タバコは分煙
競馬場内では指定された場所以外での喫煙は禁止されています。
場内には複数の喫煙スペースが設けられていますので、喫煙する際は必ずこれらの喫煙所を利用してください。
ルール⑨場所取り禁止
競馬場では、場所取りが禁止になっています。
私物や持参した競馬新聞を使って場所を確保する行為は、他の観客にとって非常に迷惑となりますので、控えるようにしましょう。
初心者の方だけでなく、競馬に長く親しんでいる方にも共通して守っていただきたいルールです。
まとめ
今回の記事では、競馬の基本ルールについて解説しました。
馬券を購入する時のルールと競馬場のルールがあるので、ルールを守って楽しみましょう。
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