- 単勝とは
- 単勝のメリット
- 単勝のデメリット
- 単勝で勝つためのコツ
- 初心者におすすめの賭け方
単勝で勝てる馬券の買い方について知りたいと思っていませんか?
そこで、今回は競馬の基本的な賭け方である「単勝」について解説します。
この記事を読めば、そもそも競馬における単勝とはどんな馬券なのか、勝てる賭け方や単勝を買う時のポイントがわかるようになります。
ぜひ最後まで読んで学んでください。
単勝とは
単勝とは、競馬の馬券の一つで、正式名称は「単勝式勝馬投票券」です。
単勝は競馬の馬券の中でも最も古く、長い歴史を持つものの一つです。
この馬券は、1936年に中央競馬で初めて導入され、それから80年以上にわたり、競馬ファンに親しまれ続けています。
単勝は、競馬で1着になる馬を予想して的中を狙う、シンプルながら魅力的な馬券の一つです。
なので、競馬初心者にとっては特に始めやすい馬券と言えるでしょう。
単勝はそのシンプルさが魅力ですが、その裏には深い戦略や知識を活かす余地もあるのが面白いところです。
単勝の平均配当
単勝は的中率が高いという点で、競馬初心者にとって魅力的な馬券です。
しかし、3連単などの高額馬券と比べると、配当金は高く期待しづらいことがあります。
単勝馬券を選ぶ前に、平均配当について理解しておくことが大切です。
単勝の平均配当は、おおよそ1,000円程度です。
オッズで表現すると、約10倍前後といったところでしょう。つまり、的中すれば資金が約10倍になる計算です。
一方、3連単の平均配当は約40,000円前後となり、3連単ほど高額な配当は期待できないことが分かります。
しかし、単勝は的中率が高く、的中すると資金が10倍になるというメリットがあります。
単勝の最高配当は、2014年4月26日に福島競馬8Rで記録された56,940円です。
このレースで勝利した馬は、驚くべきことに最低人気の16番人気でした。
誰もが予想しなかった馬が1着になった例です。
このように、単勝でも万馬券になることがあり、それを単勝万馬券と呼びます。
単勝でも穴馬を狙うことで高額的中を狙うことができるので、一つの戦略として考えてみるのも価値があります。
また、10頭立てのレースでは、単純計算で的中率が10%に相当します。
初心者でも当てるチャンスがあるという点も、単勝の魅力の一つです。
単勝のメリット
単勝馬券は、競馬初心者にとって最も適した馬券の一つです。
その理由としては以下の3つのメリットがあります。
- 少ない購入点数で楽しめる
- レースを観戦しやすい
- 他の馬券よりも返還率が高い
それぞれのメリットについて解説します。
少ない購入点数で楽しめる
馬連や三連単馬券は、複数の馬を組み合わせて的中させる難しさがあります。
一方で、単勝馬券では単に1頭の馬を選ぶだけで済むため、競馬をもっと楽しむために他のレースにも参加できるでしょう。
ただし、儲けが限られると感じる場合には、いくつかの戦略を考えながら、より効率的に馬券を購入する方法もあります。
例えば、一つの方法は、人気馬と人気薄の馬をそれぞれ1頭ずつ単勝で購入することです。
これにより、点数を抑えながらも配当金を高めるチャンスを生み出すことができます。
レースを観戦しやすい
ボックスで馬連やワイド馬券を買ったときは、レース中どの馬を見ればいいのかわからなくなることも多いでしょう。
買い目が多くなった三連複馬券のボックスは、ゴールしてからチェックしないと自分の馬券が当たったかどうかもわからないことがあります。
単勝馬券の場合は、自分が買った馬1頭だけ追いかけて観戦すればいいので初心者で初めて競馬観戦する場合でも、自分の買った馬を見失わずスタートからゴールまでドキドキ感を味わうことができます。
他の馬券よりも返還率が高い
競馬では、購入した馬券の金額がすべてそのまま払い戻しに充てられるわけではありません。
実際には、購入した馬券の総額からJRA(日本中央競馬会)の利益や運営費が差し引かれた金額が、実際の払い戻し金額となります。
この差し引かれる金額は厳密に規定されており、通常の馬券の場合、売上の25%がJRAに支払われ、残りの75%が払い戻し金として馬券を購入した人々に還元されます。
この75%のことを一般的に「返還率」と呼びます。
単勝馬券の返還率は他の馬券と比べて高めに設定されており、一般的には80%です。この返還率の微妙な差異でも、的中を重ねればその差は大きくなります。
つまり、単勝馬券を継続的に的中させることができれば、より多くの払い戻し金を得ることができるというわけです。
単勝のデメリット
単勝馬券には1つのデメリットが存在します。
それは、馬連や三連単と比較して、配当金が一般的に低いことです。
競馬において1番人気の馬が勝つ確率は約30%と言われており、さらに1番人気から3番人気までの馬の勝率を合算すると60%以上に達します。
このため、多くのレースで上位3頭の人気馬が勝利する傾向にあります。
なお、単勝馬券において1番人気の馬の平均オッズは通常2倍から3倍程度です。
100円を賭けて当たった場合、利益はわずか200円にしかなりません。
また、1頭の馬に過度な人気が集中すると、オッズが1.0倍にまで低下することもあり、少ない賭け金で大きな収益を得たい人には向かない馬券となります。
単勝で勝つためのコツ5選
競馬の単勝馬券は、競馬初心者にも予想しやすい馬券ですが、成功するためにはどのようなコツがあるのか気になる方もいるでしょう。
さまざまなコツが存在しますが、最終的には知識と情報の取得が単勝馬券で成功するための鍵となります。
このセクションでは、単勝での勝率を向上させるために、管理人が意識している5つのコツをご紹介します。
管理人が意識している単勝のポイントは以下の通りです。
- 1番人気の馬を徹底的に調べる
- ほかの組み合わせも含めて馬券を購入する
- 状況によっては大穴狙いをする
- 馬のマイナス要素を見て購入する馬券を決める
- 「勝ちきれる馬」に賭ける
それぞれのポイントについて解説します。
1番人気の馬を徹底的に調べる
競馬の単勝馬券で成功するために、1番人気の馬を徹底的に調べることは重要です。
1番人気とは、そのレースで最も注目されている馬であり、一般的に「勝てる可能性が高い」とされています。
単勝馬券では1頭に賭けるため、1番人気の馬についての情報収集は欠かせません。
ただし、1番人気以外の馬とのオッズの差が小さい場合、1番人気だけに賭けるのは避けるべきです。
1番人気の競走馬は約4割の確率で勝つと言われていますが、1番人気と2・3人気のオッズが近い場合は、世間の評価的にはは1番人気と2・3番人気の馬に差がないと判断している可能性が高いです。
そのため、そういったケースでは1番人気に賭けるリスクが高い可能性があるのです。
ほかの組み合わせも含めて馬券を購入する
単勝馬券だけでなく、他の馬券と組み合わせて賭けることは、回収率を向上させるための重要なポイントです。
単勝と複勝の組み合わせは、安定感のある賭け方と言えますが、他にもさまざまな組み合わせが考えられます。
いくつか試してみて、最も成功率の高い方法を見つけることが大切です。
特に、オッズに大きな差が生まれないレース、例えば有馬記念のようなレースでは、単勝だけでなく他の馬券も検討することが重要です。
単勝に賭けることにロマンを感じるかもしれませんが、安定して利益を出す方法も視野に入れておくべきです。
状況によっては大穴狙いをする
競馬ファンにとって、大穴を狙うのは魅力的なアプローチかもしれませんが、状況によっては大穴に賭けることも考慮すべきです。
大穴とは、他の競走馬と比べて注目度が低く、勝つ確率が低いと見なされている馬のことです。
1番人気の馬に比べて当たる確率は低くなりますが、当たった場合の払戻額は通常高額になります。
ただし、大穴を狙うのは初心者にとっては難しいことがあります。
競馬の知識を着実に身につけた後で挑む方が、勝率を高めるためには良いでしょう。競馬に慣れてきたら、大穴を狙うことも検討してみてください。
馬のマイナス要素を見て購入する馬券を決める
特に「強い馬」と評される競走馬には、様々なマイナス要素が影響を及ぼすことがあります。
これらの要素を考慮して単勝馬券を購入することで、回収率を高めることができるかもしれません。
競走馬は生き物であり、日々のコンディションや状態に変動があるため、これらの要因を詳細に分析し、総合的に勝つ可能性が高いと判断される馬に賭けることが肝要です。
馬自体のコンディションだけでなく、騎手の特性や競走馬の組み合わせも非常に重要です。
これは専門的な知識を必要とする分野ですが、単勝で成功している人々はこのような分析を怠ることはありません。
強いとされる馬には、マイナス要素が影響を及ぼすことがあるかどうか、そしてその結果、1着になる可能性が本当に高いのかを熟考し、賭ける際に踏まえることが重要です。
「勝ちきれる馬」に賭ける
単勝で賭けるべきは「勝ちきれる馬」です。
コンディション、出走馬との組み合わせ、脚質などを総合的に判断し、勝利の可能性が高い馬を見極めることが大切なのです。
なぜなら、一般的に「強い馬」とされる勝ち数が多い馬が、必ずしも1着になるとは限らないからです。
例えば、歴史的な競走馬のディープインパクトも全てのレースで無敗だったわけではありません。
結局のところ、競馬における「強い馬」は競走の状況に依存します。
一般的に「強い馬」とされている競走馬であっても、不利な展開に巻き込まれたり、調子が万全でなかったりすれば、レースに勝つことは難しくなります。
逆に、通常は弱いとされる競走馬でも、特定のレース展開やコンディションが整った場合には勝利することがあります。
そのため、単勝馬券で勝つためには、単に「強い馬だから」という視点だけでなく、レースの条件や騎手との相性などを総合的に考慮する必要があります。
「強い馬」に一方的に賭けるのではなく、データや情報を基にして「勝ちきれる馬」を見つけ出し、その馬に賭けることが成功の鍵となります。
勝てる単勝馬券の買い方について下記の記事で詳しく解説しているので、、ぜひ参考にしてください。
初心者におすすめの賭け方
単勝は基本的に「1点買い」で勝負するのがオススメです。
1点買いがおすすめの理由は以下のとおりです。
- 人気馬の場合2〜3倍程度しかオッズがつかない
- 的中率の観点から効率が悪い
- 1点に絞れないなら他の券種にするべき
それぞれの理由について解説します。
人気馬の場合2〜3倍程度しかオッズがつかない
単勝の平均配当は10倍前後だとお話ししましたが、「それならいつも10倍くらいの配当が見込めるのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、”平均配当”という言葉の意味を正確に理解することが大切です。
平均配当とは、全レースの配当を合算し、そのレース数で割って求めるものです。
例えば、1〜11レースまでの配当が2倍前後であっても、12レース目で25倍の配当が出ると、その日の全体の平均配当は一気に跳ね上がります。
こうした高配当のレースがいくつかあるため、単勝の平均オッズは10倍前後となるのです。
一方で、単勝の配当の中央値を見ると、4倍前後が多く、人気馬が勝った場合の配当は2〜3倍程度にとどまります。
このことを考えると、単勝で利益を上げるためには、1点買いで確実に当てるか、大穴狙いのどちらかを選ぶのが最適です。
的中率の観点から効率が悪い
単勝の的中確率は、フルゲートのレースでも5.5%程度です。
複勝の16%と比べると低いものの、馬券の中では非常に高い数値となります。
決して簡単なものではありませんが、複数点での勝負をするほど難しいわけではありません。
徹底的に情報を集め、自信を持てる1頭に絞って勝負しましょう。
逆に、単勝で買いたい馬が2〜3頭いるような状況やレースでは、単勝での勝負は避けるべきです。
的中率が下がり、リスクが高くなるからです。
しっかりと見極め、確実性の高い1頭を選ぶことが勝利への近道となります。
1点に絞れないなら他の券種にするべき
先ほどの理由と少し重複しますが、単勝1点買いに絞れないレースでは、そのレースを見送るか、他の券種で勝負するのが良いでしょう。
例えば、実力のある2頭で迷っている場合、複勝やワイド、馬連などの券種で勝負するほうが回収率が期待できます。
このように、各レースごとに券種を固定せず、臨機応変に対応することが大切です。
「買い目が絞れなくても必ず単勝で勝負する」といった固定概念を捨てることが重要です。
競馬は柔軟に戦略を変えることで、より高い収益を狙うことができるのです。
まとめ
今回の記事では競馬の単勝について、メリットや勝ち方について解説しました。
単勝は配当が低めなので、多くの馬券を買っても利益が少なくなることにも注意が必要です。
予算を考慮しながら買い方を工夫しましょう。
また、単勝では「強い馬」を選ぶのではなく、「勝ちきれる馬」を選ぶようにしましょう。
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